銀河の流星

「そんな事はどうだっていいのよ!」

星乃は一気に間合いを詰め、流星に対して左右の拳を見舞う!

流星は避ける。

天狐の彼から見れば、星乃の体術など隙だらけだ。

人間としては相当な格闘術の使い手かもしれないが、流星は神の使いとも称される狐霊なのだ。

本来ならば神通力一つで星乃など消し飛ばしてやる事もできる。

…だが彼はそれをしなかった。

戯れと言えばそれまで。

しかし流星は、この星乃という風変わりな娘に興味を抱いていた。

「ちょっと!かわすんじゃないわよ!大人しく殴られなさい!」

次々に拳を、蹴りを繰り出す星乃。

流星はそれを、軽やかにステップでも踏むように回避する。

「お前こそ神の使いの天狐に暴力を振るうとは何事だ。天に唾する行為と知れ」

「天でも神の使いでも!」

星乃はムキになって殴りかかる!

「女の子に手を上げるなんて許せないのよっ!」