銀河の流星

憤怒の言葉と共に投げ放った狐火は、ポーラの近くに着弾して爆発!

「きゃああぁあぁっ!」

その熱風と爆発にポーラの小さな体は吹き飛ばされ、硬い岩肌に叩きつけられる!

身につけた白い衣装は砂埃で薄汚れ、擦り剥いたのか所々血も滲んでいた。

それでも彼女は立ち上がり。

「お願いです流星さん…星を…ソラリスを傷つけるのはやめて下さい…」

まるで礼拝するように、両手を祈りの形にして、地面に跪いて。

ポーラは流星に対して告げる。

その姿が、余計に流星の怒りを煽った。

「お前は!」

また新たな狐火が右手に灯る。

「お前は教会からつかわされた者なのだろう!古来より教会が人外に対して送り込む者は祓魔師や退魔師といった調伏を生業とする者達だ!お前にもその力はあるのだろう!」

「いいえ」

ポーラは緩々と首を横に振った。

「私はそんな妖怪退治みたいな事は出来ませんの。私にできる事は星の声を聞き、人々の不安を取り除き、癒して差し上げる事だけ。それに…」

その表情が慈愛に満ちた微笑みに変わる。

「流星さんはオイナリサマなのでしょう?祓魔も退魔も必要ありませんの」