銀河の流星

電話を切り、ポーラは携帯を懐にしまう。

「助けを呼ぶ算段はついたか?」

絶壁の上からは流星の声。

その右手には新たな狐火が灯る。

「や、やめて下さい流星さん。貴方、日本では『オイナリサマ』って呼ばれているんですよね?神様の使いの狐なんですよね?」

ポーラが流星に呼びかけるが、彼は顔色一つ変えはしない。

「如何にも…我ら天狐は善狐と呼ばれる人間達に害を及ぼす事のない狐霊…むしろ益をもたらす神の使いだ。だが…」

流星の右手の狐火が、赤々と周囲を照らす!

「その恩を仇で返す人間どもには、もう辟易しているのだ!」