銀河の流星

しかし…。

これだけの攻撃を加えても尚。

「うぐっ!?」

全身からもうもうと白煙を上げ、火傷に身を焦がされつつも、星食みはその触手の動きをいささかも鈍らせずに流星を絡め捕らえる!

その巨体だ。

力は言わずともわかるだろう。

超常的といえる神通力を持つ流星でさえ、一度星食みの触手に捕らえられてしまっては逃げる事かなわない。

まるで獲物を捕獲した大蛇が、嬲りながら絞め殺すように。

絞首の縄がジワジワと気管を押し潰すように。

「ぬぅぅうぅっ…!」

流星の体が締め上げられていく。