一人で泣いた、

自分のした事が正しいのかそれさえわからなくて、

泣き明かした

自分で離れて置いて、とても苦しくなった

苦しい、傍に居たい、傍に居たくて


「....ゆ...........きのっ.....!!」

幻聴かなあの人の声が、聴こえた気がした

「雪乃!!!」

幻聴では無くはっきり聴こえた、

「っ.........なんで........!?」


.........なんで貴方がここに..........?




「やだっ.....!!......来ないで......っよ......!」

私はその場に蹲り耳を塞いだ

こんな顔見せたくない、見せたくないから

なんで

何でなんで?

私を見つけたの??

今は独りぼっちがいいのに........っ!!

今っ.........貴方に名前を呼ばれると

誰にも渡したくないって、

私の傍に居て欲しいって、

醜い感情が生まれてしまうから

「...........雪乃っ..........」

そんな切なげに私の名前呼ばないでよ

何でそんなに辛そうなの.......?

貴方の傍から離れなくなるから




「雪乃.........」

ぎゅっと強く目を瞑る


そして、私はコウカイスル




「雪乃別れよっか?」
 
ワカレヨッカ?

...........別れよっか........?

「なっ、........んで?」

涙が零れた、散々泣いた筈なのに

貴方の前で泣きたくなかった

私、気に障ることしっちゃったのかな?

《距離を置く》なんて我儘言ったからかな?



「ごめっ..........んなさ........」



謝ることしか頭に無かった

我儘言ってごめんなさい

でも貴方は去り際に

呟いたんだ、





「幸せなって........雪乃」