店中に響き渡る大きな音楽。 ライトに照らされて、かろうじて辺りが見えるほど薄暗い店内。 そんな中、オレが歩けば、みんな道を開ける。 それが当たり前なんだよな。 「ジンさんだ」 「スゲー。本物、初めて見た」 そんな言葉も、聞こえない振り。 ただ真っ直ぐ歩いた先に、竜二が待っていた。