「う~ん・・・」


だいぶ空が明るくなってきた頃、愛美(まなみ)の声がした。


まだ、時間は早いから、もうちょっと寝てればいいのに。


そんな風に思いながらも、オレは起きかけている愛美の額にキスをする。


「竜二・・・?起きてるの?」


半分しか開いていないトロンとした目で、愛美はオレを見た。


「おはよ。愛美」


ベッドの中で、ギュッと愛美を抱きしめる。


そして、毎朝誓うんだ。


今日も、オレは愛美を守ると・・・。