もうひとつの秘密のフィアンセ☆




しっとりと色気のある声…。


「久美さん」


目を開けると、そこには久美さんがいた。


旦那がヤクザの組長で、正真正銘の姐さんだ。


オレや佑斗を可愛がってくれている。


「フラれちゃったね」


色気のある笑顔で、オレ首に手をまわす。


「見てたんですか?」


「見てた。あの女の子が、ウワサの佑斗の婚約者なんだ?」


そう言いながら、久美さんはオレの顔にすり寄った。