もうひとつの秘密のフィアンセ☆




「知るか!」


変わらず顔を歪めたまま、しきりに抵抗する。


「じゃあ、教えてやるよ。上本(うえもと)洸輝。上本組って言えば分かるか?オレはそこの息子だよ」


「う、上本組!?」


オヤジは青ざめると、抵抗するのをやめた。


やっぱ、どこかの社長だったな。


名前言っただけで分かるなんて、こいつも裏がある人間か…。


「消えろ!」


オヤジを投げ飛ばすと、逃げる様に走って行った。