もうひとつの秘密のフィアンセ☆




ここは行き着けの場所だから、顔パスでVIPルームに入れる。


普段なら、そうするとこだけど、それじゃここへ由奈を連れて来た意味がない。


「じゃあ、ここに座ろう」


オレが連れてきた場所は、店内の奥、角のテーブルだった。


ちょうど柱があったりで、それほどは目立たない。


黒のソファーが置かれてあり、そこへ由奈と並んで座った。


「ね、ねえ洸輝。なんか近くない?」


少し動くだけでも、腕が当たる距離だ。


「いいじゃん。由奈と二人きりなんて、滅多にないんだし」


これくらいしても、いいだろ?


なあ、佑斗。