もうひとつの秘密のフィアンセ☆




「洸輝の車って、いい匂いがするね~」


「そうか?こいつの匂いかもな」


助手席で、興奮気味の由奈に、芳香剤を見せた。

「これのせいなんだ~。何だか色っぽい匂い」


「色っぽい?そういうのは、佑斗に言ってやれよ」


無邪気な由奈を見ていると、自然と笑みがこぼれる。


「よし!飛ばして行こうぜ」


オレは、思い切りアクセルを踏むと、車を一気に加速させた。