「洸輝の車って、いい匂いがするね~」 「そうか?こいつの匂いかもな」 助手席で、興奮気味の由奈に、芳香剤を見せた。 「これのせいなんだ~。何だか色っぽい匂い」 「色っぽい?そういうのは、佑斗に言ってやれよ」 無邪気な由奈を見ていると、自然と笑みがこぼれる。 「よし!飛ばして行こうぜ」 オレは、思い切りアクセルを踏むと、車を一気に加速させた。