もうひとつの秘密のフィアンセ☆




照れ隠しに、ぶっきらぼうにそう言ったオレを、琴は笑って見ていた。


「佑斗くんもさ、普通の男の子なのにね」


「え?」


「なのに、みんな変に避けててさ。そんなの、おかしいよ」


そう言うと、琴はいちごジュースを飲み干した。

寒い冬の日に、体をますます冷やすような、いちごジュース。


だけど、オレの心は少し温かかった。