一番星のキミに恋するほどに切なくて。《旧版》



「…蓮さっ…んっ…」


蓮さんの名前を呼びたくても口を塞がれて叫べない。


―モゾモゾッ


太ももを撫でていた男の手がスカートの中へと入って来る。


嫌っ!!!


精一杯に暴れてもやっぱり男には敵わない。


男はあたしの体をまさぐる。


服も乱れ、男の荒い息遣いだけが倉庫内に響き渡る。


「助けて…蓮さん……」


か細い声だった。
声にもならない程に小さな叫び。


―ダアァァン!!!


それでも蓮さんは来てくれたんだ…。