「タケ、狼牙総出で夢月を探せ」 「夢月…さんっすか?」 タケの声も真剣みを帯びた。 「今すぐ早急に探せ。 あいつは体が悪い。一人で勝手に出て行きやがって…」 どこかで倒れたらどうするつもりだ… その場に誰もいなかったら? 風呂場であいつが倒れてた時、あいつを一人にした事を死ぬほど後悔した。 それから誓った…… あいつを一人にしないと…