一番星のキミに恋するほどに切なくて。《旧版》



「わっ…ご、ごめんなさいっ…何だか面白くてっ!」


いつもの無表情を崩して困った顔をしてる蓮さんってあんまり見れないから。


「…可愛いな…………」

「…えっ……」


金髪の人が顔を近づけてきた。


「………近いだろ。離れろ」


蓮さんがあたしの肩を後ろに引く。


「…わっ蓮さん」

「…………腹が空いた…」

顔を上げると眠そうな蓮さんがあたしを見下ろしていた。


「あ、うん。今作るね」

「………という事だ」


蓮さんはそのままドアノブに手をかける。