「…腹は空いたか?」
あれから色んなショップをまわった。服、靴、アクセサリー。下着はさすがに自分で買ってこいってなったけど…。
蓮さんお金持ち…?
一つ一つの値段すら高いのに、総額聞いたら倒れちゃうよ…。
「…夢月」
「あっ…ご飯だっけ!す、空いたです………」
「………なら飯食うか」
「うんっ」
蓮さんとあたしは近場のファミリーレストランに入った。
―カランカラン♪
「いらっしゃいませ。2名様ですね。ご案内します」
レストラン内はお昼というのもあってか、混雑している。
あたしと蓮さんは窓際の席に案内された。


