「…照れるなよ」
「照れてませんから! …って、何顔赤くしてるんですか」
こんな円香と金髪のやりとりを眺めていた彼女と男は、それぞれ思うがままの表現をした。
「アンタ…、頭大丈夫?」
マキは必殺技、しかめっ面と哀れみの目を向け。
「気にしないで。聡が馬鹿なのはいつものことだから」
彼は彼で、キラキラスマイルを浮かべながら、さらりと酷い台詞を決めていた。
それに同情するが、本当のことなので仕方がない。
言われっぱなしの当の本人は、ムスッと仏頂面。
しかし、今の円香はその仏頂面等どうでもよかった。
「聡…?」
ふたりの話を聞いていた少女は、彼が言った名前に覚えがなく、ふと疑問が沸く。


