何故か私、不良の彼女になりました



「…アンタら、先輩だったのね」


気付かなかったわ、と円香対応様の表情から一瞬で切り替えて、ハッと馬鹿にしたように笑う彼女に水色髪の男は目を細める。


(……この子、もしかして)


ふたりがお互いに視線を交わせている中、一方円香は先輩だと知って尚、そんな態度をとるマキを本気で尊敬し始めていた。


(マキちゃん、不良でしかも先輩なのに…!)


格好いいです、とキラキラと目を輝かせている。

周りはというと、関わったら駄目だとひとり目がキラキラしている者を不審に感じながらも、その様子を黙って見守っていた。