さきに口を開いたのは私だった。

「私ね…。ひろと別れたときすごく悲しかった…。さびしかった。どうして私とひろは離れ離れになってしまったんだろうって何日も考えた…。」

「…うん。」

「でも…答えは無かった。だってひろと一緒にいた時間、私すごく幸せだったから…。」

「うん…俺も幸せだった。」

「私ね、今すっごくひろに感謝してるの!ひろは私にちゃんと説明してくれた。ほんとに感謝してるよ。」

「ありがとう、みさき…。俺の事許してくれて…。」

「…そろそろ部活じゃないの?私の事は気にしないで、行ってきて。」

「あぁ、分かった!行ってくるよ。」

そういってひろは保健室を出て行った。