幼馴染みは男嫌い



振り返ると姫野が身を乗り出して
俺の服の裾を引っ張ってた


「なに?飯のおかわり?」


お前の方が近いじゃん


「ちが…けどっ。」



そう言いながら俯く姫野はずっと焼き魚を見ていた


「あの…男の子は嫌いで」

「うん。聞いた」










「理人は…嫌いじゃ…ない。」




…は?