彼女はあらゆるゲームを並べて、一つ目とあばた面が水を差しにきたかのように、ニヤける主人公の背後に、もっとニヤけてよってくる。

「なによ、あんたら」

「何ってことはないだろう。メンツがいるんだろ?」

「おあいにく様。八百長するとは言ってないわ」

「おまえ、だれとしゃべってんの?」

「べつに。一引かなければ一を足すことはできないでしょ!」