震えながら過ごしたある日。
トイレに入っていたときに聞いた噂。
ドアを開けて出ようとしたときだった。
「ねー聞いたー?4組の紫苑ミワの話」
「何、それー?」
「…?」
わたし…?
「なんかね、林川ナオキくんに無理矢理付き合えって脅してるらしーよー」
「はあ!?まぢムカつくソイツ!ゆるせない!」
……!?
そんなことしてない…。
…むしろ逆なのに…。
「ホントだって。だって林川くんが言ってたらしいもん」
「…!!」
ナオキ……。
嘘の情報を流してるの…?
なんでそんなこと…。
『何してでもお前を手に入れる』
ナオキの声がよみがえる。
…やめて…!

