「サッカー部も予選突破して準決勝まで進んだからな…梓遠たちも遅くまで…
練習しているんだ」


 「少し見に行くか?」


 「ああ~」


 利遠の言葉に俺は同調。


 校門ではなく…珍しくサッカー部のフィールドに足を向ける。


 近道で裏山からを抜けて部室の裏に出た。


 「「!!!?」」


 ジャージ姿の梓遠とくるみが抱き合いキスしていた。


 俺たちは近くの茂みの中に隠れ込む。