「ご主人様…今まで他の男性を好いていた俺にどうか…お慈悲を…」 「面白い……」 膝に頬杖をついて俺を満足そうに見つめる利遠。 「……」 利遠は頭を下げる俺の顎を持ち上げた。 「……愛してる…航」 そのまま深いキスを交わした。 俺は目を瞑って…ヤツの唇と舌の感触を味わう。 身体の奥に燻っていた種火に炎がついた……