利遠は俺の両手を掴み…反対側の書棚に背中を押し付ける。


 「…昨日Wデートのコトも気になって気になって仕方がなかった…一緒に
手を繋いだのかとか…観覧車に一緒に乗って…キスまでしてたらどうしようとか…」


  
 「バッカじゃあ~ねえのか…お前のどこまで妄想してる??」


 「…何も手がつかなくて…」


 利遠は俺に顔を近づけた。


 「お前の言う通り…俺は…噂を払拭する為に…お前を避けた…でも…俺
…やっぱ~女はダメだ…」


 俺たちはキスを交わした。