…… 「...はあ。」 どうしてもあの光景が 頭から離れない。 恭夜に、彼女が。 あたしに対する気持ちは その程度のものだったの? 好きって 言ってくれたのに。 何で...。 「もう...やだ..!」 ♪〜♪〜 メールだ... 誰だろう? ...ぱかっ 《聡》 聡からだった...。 【ちゃんと言えた?】 「...言えなかったよ..」 もう、 思い出したくないよ、 何て返事しよう...。 そのまま10分くらい 返事をしないでいると 今度は聡から 電話がかかってきた。 .