… 凛と出会ったのは、 あの星空の下だった。 … 「...はぁ、 また来ちゃったよ。」 嫌な事があった日は いつもここに来ていた。 星を見ていたら、 癒されるから。 「...はぁ、 また来ちゃった...」 え? 俺しか知らないはずの秘密の場所に 小さな女の子が ひとり、立ち尽くしていた。 「あ。」 女の子と、 目が合った。 「あ、こ、こんばんわ!」 「...こんばんわ。」 ぎこちない会話。 でも俺は その女の子が どこか自分と 似てると思った。 .