聡はあたしを
家まで送ってくれた。
｢じゃあね､また明日｡｣
｢...あっ
聡!!送ってくれて...
ありがと...｣
｢え?何て???
聞こえないんだけど!｣
｢...ばかっ!｣
｢嘘だって!笑
どういたしまして!
またな､英李｡｣
｢...うん｡｣
早く帰れ...。
恥ずかしいから...!!
...バタン。
｢はぁ...｣
なんか...戸惑う。
好きだって言うけど、
聡の態度は
前とあまり変わらない。
逆にこっちが、
変に意識しちゃって｡
どうすればいいの。
どうするべきなの。
あたしにはわからない..。
こうなるなんて
思いもしなかった。
ずっと
友達だと思ってた...。
.
