重い足を引きづるように 文香は教室にたどりついた。

理恵が教室まで付き添ってくれたけど、

良太はあれから、いなくなった。

嫌われたのかもしれないーー。。。

そんな理由もなかったけど、そう思ってしまった。



ホームルームまで時間があったけれど、

文香は放心状態で、誰とも、しゃべりたくかった。

良太はまだ教室に来ていない。


「文香、さっき、麻美先生、よんでたよ」


「えっ?」


「保健室に来てって。」


クラスの友達に言われて、

昨夜の色々なことが頭を駆け巡ぐる。



きっと先生は怒ってるんだろ・・・彼の浮気相手だもの。


でも私は知らなかったんだ。


もうどうでもいいや。。。



今麻美ちゃんに会うと、嫉妬心がむきだしになりそうだった。