「どういう意味?」

「だってまだ、二人はキス止まりでしょ」


「今日、彼の家でお祝いしようって、話になってるんだけど、やっぱそういう事
 になってしまうのかな・・・」


「嫌なの?」


「嫌じゃないけど、初め痛そうだし、、、なんか緊張するよね」


「大丈夫だよ。」


「理恵はどうなのよ・・・」


「私はもう経験しちゃったんだ。」



一瞬文香は、胸がドキっとした。


「えーーーーーーっ。。。いつよ、いつ?」



「文香の受験の前の日、図書館で別れた後、私、良太の部屋にいったでしょ。その日はたまたま、おばさんがいなくて、部屋で勉強してたらそういうムードになったの。」


「早く言ってよ~~」


「文香、受験でナイーブになってたし言い出せなかったんだ。ごめんね。」


「なんだろ・・・でも、おめでとう、だね。で、感想は。」


「やっぱり痛かったけど、良太が優しかったし、なんか親密になれた感じ。」


「そうなんだ・・・」