「ってかさ! 片瀬、タメで話してくれるようになったな!!」 嬉しそうに笑うから・・・ つい、見続けてしまう・・・。高口君の顔を。 「あ・・・ホントだ・・・」 「いや、俺として嬉しいんだけどね。」 優しく、優しく、 あたしに、温もりを教えてくれる。 「あ、ここだよ。」 花壇を指さして置いてもらうように促す。 「りょーかい。」 ジョウロを置いてひまわりたちを眺める高口君。