屋上から見える校庭では、あたしの学年が体育祭の練習をしていた。 舜の顔を見ると、 完璧に寝てる。 規則正しい寝息をたてながら、スヤスヤと寝ている。 「空、綺麗だね…」 独り言のような、 舜に話しかけたような。 舜が起きるまで、あたしは一人空を見続けていた。