「あっ!! 髪の毛に桜の花びらが 付いてるよぉ〜???」 彼女は 優しく笑いながら 俺の髪の毛を指差した。 「えっ?? どこどこ???」 俺は 髪をわさわさした。 「あはは。 全然落ちてないよ?? 仕方ない!! あたしが取ってあげよう♪」 彼女の指が 俺の髪にふれた。 ―――――ドキン ただそれだけなのに ドキドキが 止まらなかった。