顔が見たい―――… 勝手に体が動いていた。 「ねぇ……!!!!」 俺が声を掛けると 同時に 女の子が こっちを振り向いた。 ―――――――ドキンッ。 この世のものとは 思えないほど 綺麗だった。 ぱっちり二重の目に 鼻筋のとうった鼻 小さくて 柔らかそうな唇。 何もかもが 可愛かった。