駅の改札を出たとき、凉花は誰かにぶつかった 「すみません。大丈夫ですか」 凉花は駆け寄り、顔を見た瞬間、相手が言う 「すずかじゃん!元気にしてたか?」 話している相手の呼気は酒臭かった 「邑中くん?」 「その呼び方、止めてくれよ」 卓也との思わぬ再会 家まで歩るきながら、近況について話し合った 肩を並べて歩くのは13年ぶり 1月らしく、まだまだ寒さの残るなか月明かりに照らされた二人の影が長く伸びる 13年前は変わらなかった背丈が、今では違う