「さっ、もう7時だ
そろそろ帰るぞ」
「はーい」
先生が立ち上がって
戸締りをしはじめた
アタシも手伝おうと思って
窓を閉めていく
「届かない~」
上の窓に手が届かなくて
格闘していると
上から長い手が伸びてきた
「ちび…」
そう言って
なんなく窓を閉めた先生
「先生…」
アタシが後ろを振り向くと
そこには先生がアタシに
覆い被さるような状態に
なっていた
「先生…」
先生のカッターシャツの裾を
掴んで、もう一度先生を呼ぶ
「伊崎…」
すると、先生の顔が
少しずつ近づいてきて
あと1cmで
先生の唇がアタシの唇に
当たるくらいの距離…
「ダメだ…っ!」
「先生?」
あとちょっとだったのに
先生は突然アタシから離れた
「俺は生徒になにしてるんだ」
我に返ったように
自分に言い聞かせている
「さ、帰るぞっ」
「はーい」
あとちょっとで
先生からキスしてくれそう
だったのにぃ…
まあ、先生から近づいてきて
くれたことだけでも
立派な進展かな♪

