「愛~っ!
ここだけの話なんだけど
今年の遠足、代表の先生
高野先生らしいの!」
「へぇ~、そうなんだ」
アタシは興味ないフリを
していたけど、内心
とても喜んでいたのは秘密
アタシが遠足の代表になったら
会議とかでいつも高野先生に会える
これはやるしか無いでしょ!
「えぇ~
美樹代表しよっかな~
でも会議とか面倒くさいからな~」
隣で美樹が
悶々と悩んでいるなか
アタシは手を上げて
「先生~
アタシ代表しまーす」
『え…っ!?』
クラスの人たちほぼ全員が
言ったのでは無いだろうか
その中には美樹も含まれていて
みんな思っていることは
多分同じ
「愛って、代表とか
するキャラだっけ…?」
美樹がポカンとしながら言う