第一印象は不思議な怖い人。
顔が小さくて、色が白くて
綺麗な人だった
"儚い" って、感じの人
「ねぇアンタ...!」
「え!!?」
振り向くと、儚い彼が居た
「トイレそっちじゃないけど」
「え..えっと..」
恥ずかしさと緊張で
思わず顔が赤くなった
「おーい由妃!行くぜー!」
後ろからの声に彼は振り向き
分かったと、返事をした。
「俺、二年の梅沢由妃。」
うめざわ..ゆき君
「徳永麗花です。」
「麗花?女らしー名前だな」
「あ、はい」
褒めてるのか、けなしてるのか
分からない口ぶりだった
「じゃ、俺行くわ
因みにトイレはあっちの右ね」
「ありがとうございます」
「じゃ」
うめざわ、ゆき君
