女王蜂と、蛇。



「ありがとうございました!
アマさん、上がっててもいいですか?」

「うん!寒いからココア淹れてて!
私バイク隠してくる~」

「はーい」


アマさんの小さな背中を見送って
振り返った先には..


彼が、居た。



「.......おかえりトク。」


「梅沢先輩..」

「寒ぃし..」

「ここで待ってたんですか?」

アマさん家の玄関の前。
さっきの服装のまま、彼は居た。

「だって、お前が..」

「..本当にごめんなさい」




「いや、俺が悪かった。
無神経すぎた。

後輩の恋心を試すなんて..」



え?
後輩の恋心?

もしかして、先輩..
気付いてますか?