女王蜂と、蛇。



気付いたら、空からは
白い雪がちらついていた。

人の体温..ぬくもりに触れては
じわりと滲んでしまう雪は
まるで、私の心のよう。


想えば想うほど
遠く感じてしまうのは何故?

知れば知るほど
分からなくなるのは何故?


「アマさん..私、それでも
梅沢先輩が好きみたいです」

バイクの音に負けそうなくらい
小さな声で呟いてみた。

「..あたしはオススメしないなぁ」

「分かってます。
でも、梅沢先輩が私と居て
もしかしたら変わるかもしれない」

「いい方向に?」

「はい」


「トクちゃん、ポジティブすぎ!
まぁ私もそれを望んでます!
ほら、着いたよ。」