女王蜂と、蛇。



「敬語禁止、終了。怖かった?」

「はい...」

「お前ずっと半泣きだったな」

「はい...」

「巻き込んで、悪かった。
もう二度とこんなの無いから
アマは聖也との仲が知れてるから
お前しか居なくてさ..」

そう呟いた彼は
私の頭をポンポンと撫でた

「あいつ、元カノでさ
しつこくて俺も面倒臭くて
女連れて行ったら、何も
言わないかなって思って..」


何だか、悲しいような
腹立たしいような気持ち。

勝手に利用しないで


「...帰ります」

「え、あぁ。帰ろうか
ほらヘルメット」


手渡したのは桜さんが持ってた
あの、真っ赤なヘルメット。

何だかすごく...嫌


「要らないです..」

「トク?どうした?」

「歩いて、帰ります。」


涙が、出てきた