女王蜂と、蛇。



「彼女の徳永麗花。
ほら麗花、挨拶は?」

「は、初めまして。
由妃の彼女の徳永です」


恥ずかしい
顔がすごく熱くなってる
そして女の人がすごく睨んでる

「由妃?!何で女なんか?!」

「桜とは終わったんだし
関係ないだろ?」

「酷い..しかも此処に
連れて来なくてもいいじゃん!」

「彼女が心配すると思ってさ
麗花にも紹介するよ。
俺の元、彼女の桜さん。」

あえて『元』を強調した
先輩は冷ややかに笑っていた
こんなに、冷たい笑顔..
悪寒すら覚えた。


「由妃、やっぱりアンタ酷いよ..」

「何の話?じゃ、俺帰るわ」


私の手を引っ張り、
先輩は教室を出た。
桜さんの泣き声が響いてる


「おい!!!!梅沢!!!!!」

振り返ると、さっきの怖い
男の人が叫んでいた

「お前やっぱ面白いわ!!!
最低な男だがな!!!ははは!!!」

「あざーす。誠さん、
また近いうち連絡しますね。」

「ははは!桜泣いてんのに
俺とは仲良しってか!!!
いつでも連絡して来いよ!」

「はーい」


そう言い残して
私達は白河中学校を出た。

緊張が解けて、
全身の力が抜けた..