それから私は洸くん家に
入り浸るようになった
煙草も酒も覚えた
私はどんどん染まっていった

後味の悪い、悦び。
幸せな、後悔。


梅沢先輩、梅沢先輩

彼について回って
もう半年くらい経った
季節は雪も舞う冬。

どんどん私は派手になった
同級生よりも先輩達と居た
私はいつしか、学年でも
ちょっと有名になっていた。


仲良くなって気付いたのは
梅沢先輩達は学校に
ほとんど来ていなかった。

たまーに来たときは
私の教室に入り浸りで..
周囲のざわめきが聞こえる中
先輩達と楽しんでいた。


今日は梅沢先輩と洸くんが
私の教室に居た..


「おい、トク」

「はい」

「今日はアマん家集合。」

「分かりました。
あの、授業始まるんすけど」

「えー?!俺ら追い出すのー?!」
「二人共勉強しないでしょ」

「じゃ、俺らも勉強する!なぁ由妃?」
「うん。勉強勉強」

「いや、しないでしょ
てか自分の教室で勉強しろよ」

「うわ冷た、先輩に暴言吐いた」
「冷たーーーい!」

「とりあえず教室出て下さい」

「やっぱ冷たい。」