会社の近くの居酒屋で
上司と酒を酌み交わし、
小さなマンションに帰る。

「ただいまー..」

最後におかえりって言葉を
聞いたのは、いつだっけ
同じことが繰り返しの毎日。


私は、徳永 麗花

麗らかな花って書いて、れいか。
綺麗な名前で気に入ってるけど
私に似合う名前では無い。


私の名前を嫌いだと
彼はいつも言っていた

彼は、蛇のような男だった。