《完》Honey*TRAP!! 〜副社長の甘い罠 LAST・TRAP〜

やがて車は都内の高級
住宅地と呼ばれるエリアに
入り、一軒の大きな家の
前で停まる。



すでに外車が2台停めて
あるガレージに車を入れ、
あたしと柊弥は外に出た。



鍵を持ってるらしい柊弥は
インターホンを押すことも
なく、自分でドンドン中に
入ってく。



内装の豪華さに驚きながら
あたしも後に続き、やがて
大きく開けた部屋にたどり
着くと……。



「あら柊弥、着いてたの!?

連絡くれればよかったのに!」



「おお、柊弥も来たか。

それじゃあこれで全員揃ったな」



何畳あるのかもよくわから
ない相当広い部屋
(リビングなのかなこれ?)
で、集まってた面々が
一斉にこっちを振り返った。