だけど柊弥は鋭い。
それがただのごまかしだ
なんてことは、簡単に
見抜いてしまう。
「ウソつけ。
マジでオレの言った意味
勘違いしてんじゃ
ねーだろうな?」
「してないよ」
柊弥がそう言うなら
そうなんだろうって、
信じたいと思うから。
疑ったりなんてしてない。
だけどどうしても、
気になってしまう。
あたしと出会う前の……
あたしの知らない柊弥のことが。
だって柊弥は、何も話して
くれないから――…。
「ねぇ。
この部屋もすごくキレイ
だけど、やっぱ高いんじゃ
ないの?
いつもいつもこんないい
部屋とってくれなくてもいいよ」
それがただのごまかしだ
なんてことは、簡単に
見抜いてしまう。
「ウソつけ。
マジでオレの言った意味
勘違いしてんじゃ
ねーだろうな?」
「してないよ」
柊弥がそう言うなら
そうなんだろうって、
信じたいと思うから。
疑ったりなんてしてない。
だけどどうしても、
気になってしまう。
あたしと出会う前の……
あたしの知らない柊弥のことが。
だって柊弥は、何も話して
くれないから――…。
「ねぇ。
この部屋もすごくキレイ
だけど、やっぱ高いんじゃ
ないの?
いつもいつもこんないい
部屋とってくれなくてもいいよ」

