《完》Honey*TRAP!! 〜副社長の甘い罠 LAST・TRAP〜

「そ、そうですか……」



さっぱりわけがわかん
なくて憤りもハンパない
けど、丸岡さんに怒鳴る
わけにもいかない。



柊弥は商談中だろうから
さすがに電話はできないし……。



あたしは仕方なくマルオカ
不動産を出て、指示された
インテリアショップへ向かった。



電車で10分ほど移動して
到着すると、渡されたのは
案の定カタログらしき物が
入ってる紙袋。



「お疲れ様です。
ちょっと重いですけど、
頑張って持って下さいね。

それと………」



その接続詞を聞いた途端、
嫌な予感はしてた。



ギクッとして顔をあげた
あたしに差し出された
のは、やっぱり……。



「高城様から言付けで、
次はこちらへ向かって
頂きたいそうです」