あたしはその後、柊弥に
今までのことを全部話した。
あたしがずっと柊弥の
過去を知りたくて悩んでたこと。
イベントの日美香子さんと
会ってるのを見てたこと。
そして――ついさっき
美香子さんに会って、
柊弥との過去を教えて
もらったこと――。
「美香子に、会ったのか……!?」
それを聞くと、さすがに
柊弥は目を真ん丸にして
固まってしまった。
「ゴメン。
たまたまテレビで赤坂の
キャンペーンに出てるの
見て、いてもたっても
いられなくて」
「だからってな……。
そんなに、悩んでたのかよ」
「うん………」
気まずくて目を伏せると、
しばらくの沈黙の後
まぶたに柊弥のキスが
降ってきた。
『こっち向け』って合図だ。
今までのことを全部話した。
あたしがずっと柊弥の
過去を知りたくて悩んでたこと。
イベントの日美香子さんと
会ってるのを見てたこと。
そして――ついさっき
美香子さんに会って、
柊弥との過去を教えて
もらったこと――。
「美香子に、会ったのか……!?」
それを聞くと、さすがに
柊弥は目を真ん丸にして
固まってしまった。
「ゴメン。
たまたまテレビで赤坂の
キャンペーンに出てるの
見て、いてもたっても
いられなくて」
「だからってな……。
そんなに、悩んでたのかよ」
「うん………」
気まずくて目を伏せると、
しばらくの沈黙の後
まぶたに柊弥のキスが
降ってきた。
『こっち向け』って合図だ。

