だからあたしは少しだけ
顔をあげて……今にも
触れそうな距離に柊弥の
吐息を感じながら、
もう一度言った。
「柊弥が好き。
大好きで、すごく会い
たくて――ずっとずっと
走ってきたんだよ」
あふれそうな想いをかかえて。
今にも叫び出したくなる
ほどの『好き』を、必死に
押さえて。
――だからもう、我慢できない。
「バレたっていい。
あたし、誰にでも胸を
張って言えるもん。
柊弥が大好きだって。
――誰よりも何よりも、
柊弥が大切だって」
この世界に柊弥ほど
愛しいと思えるものなんて
存在しない。
暗かったあたしの世界が
輝き出したのは――それは
この世界に、柊弥がいたからだ。
顔をあげて……今にも
触れそうな距離に柊弥の
吐息を感じながら、
もう一度言った。
「柊弥が好き。
大好きで、すごく会い
たくて――ずっとずっと
走ってきたんだよ」
あふれそうな想いをかかえて。
今にも叫び出したくなる
ほどの『好き』を、必死に
押さえて。
――だからもう、我慢できない。
「バレたっていい。
あたし、誰にでも胸を
張って言えるもん。
柊弥が大好きだって。
――誰よりも何よりも、
柊弥が大切だって」
この世界に柊弥ほど
愛しいと思えるものなんて
存在しない。
暗かったあたしの世界が
輝き出したのは――それは
この世界に、柊弥がいたからだ。

