《完》Honey*TRAP!! 〜副社長の甘い罠 LAST・TRAP〜

いつかのその問いに答える
ためにも、オレは動き出し
たんだから。



動き出したら動き出した
で、金曜の梓は様子が
おかしくて、どうにも気に
かかって仕方ないが……

だからと言ってオレの進む
道に変わりがあるわけじゃない。



オレの進む先は――


手に入れたいものは、
ひとつだけだ。



「そのうち話す。

本当に、ちゃんと」



そう遠くない未来、オレは
答えを見つけてるつもりだから。



「だから――…」



『だからもうしばらく
待っててくれ』



そう言おうとした時だった。



――ピンポーンという
インターホンの音が、
リビングに響き渡った。